履正社、5戦連続2桁安打 全5戦全てで桃谷先頭快打

 「全国高校野球選手権・準決勝、履正社7-1明石商」(20日、甲子園球場)

 履正社(大阪)が5戦連続2桁安打となる13安打7得点で快勝。前日のミーティングで低めの変化球の見極めを課題に挙げ、見事実行して中森を完全攻略だ。今秋ドラフト候補の井上広大外野手(3年)は「初回に4点取れたことが大きかったと思う」と分厚い胸を張った。

 突破口を開いたのは桃谷惟吹(いぶき)外野手(3年)。一回、中森の浮いたチェンジアップを「反応で打った」と中堅フェンス最上部に直撃する三塁打とし、好機を演出した。初回先頭打者として、今大会の5試合全てで快音を響かせる不動の1番。これで強力打線に火がついた。

 打者一巡の猛攻でこの回一挙4点を奪取。中盤、終盤にも追加点を奪って明石商の息の根を止めた。「チームに勢いを与えたい」と意気込む桃谷のバットが、攻撃の鍵を握る。

 決勝の相手は今春のセンバツ1回戦で完封負けした星稜。奥川の前に17三振を喫し、リベンジに燃えている。井上は「対戦したい気持ちはある」と気合十分。波に乗る打線が最強右腕も完全攻略し、初の全国制覇へ導く。

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