星稜・奥川 県勢初優勝には届かず 9回完投5失点でチーム支える

 8回、星稜・奥川は履正社・野口に勝ち越し打を打たれる(撮影・吉澤敬太)
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 「全国高校野球選手権・決勝、履正社5-3星稜」(22日、甲子園球場)

 今大会屈指の好投手、星稜(石川)の奥川恭伸投手は優勝には届かなかった。準決勝までは自責点0で来ていたが、1-0で迎えた三回、履正社(大阪)の4番・井上に逆転3ランを浴びたほか、同点とされた後の八回にも2本の適時打を許し、9回完投で5失点。チームを支え抜いた。

 星稜は2点を追う七回に山瀬、知田の2本の適時打で同点としたが、八回に野口に勝ち越しタイムリーを許した。岩崎にも適時打を許し、再び2点差をつけられた。

 九回表は力を振り絞り履正社の攻撃を三者凡退に斬ったが、及ばなかった。

 試合後の奥川には、笑顔も見られた。

【奥川の今大会の投球(準決勝まで)】

▽1回戦 旭川大高(北北海道)戦

9回完封 被安打3 94球

▽2回戦 立命館宇治(京都)戦

2回1/3無失点 被安打2  39球

▽3回戦 智弁和歌山(和歌山)戦

14回完投1失点(自責0) 被安打3 165球

▽準々決勝 仙台育英(宮城)戦

登板無し

▽準決勝 中京学院大中京(岐阜)戦

7回無失点 被安打2 87球

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