履正社・井上が3ランで雪辱 星稜・奥川は「素晴らしい投手だった」
「全国高校野球選手権・決勝、履正社5-3星稜」(22日、甲子園球場)
春のセンバツで3-0と星稜(石川)に完敗した履正社(大阪)が雪辱を果たし、春夏を通じて甲子園初優勝を果たした。
「奥川を打つために練習してきた」という4番・井上広大外野手(3年)が3回に逆転3ラン。117キロの甘いスライダーを無駄のないスイングでとらえ、センターバックスクリーン左へ運んだ。春のセンバツでは井上は4打数無安打、2三振に封じ込められていた。
「奥川君は素晴らしい投手だった。お互いが全力を尽くした結果。勝ててうれしい」と井上。同点とされた後に決勝のタイムリーを放った主将の野口は「みんなで日本一を目指してやってきたことができたのは良かった」と喜んだ。
岡田龍生監督(58)は「春の敗戦から奥川君レベルの投手を打てるように練習してきた。奥川君にはチームを大きくしてもらった。清水も丁寧に投げてくれた」と感無量の様子だった。
履正社としては春夏通じての頂点。大阪勢にとっては14度目の選手権制覇。昨年の大阪桐蔭に続く、連覇となった。
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