佐々木 聖地熱戦から刺激!奥川の試合「全部見た」U18に向け意気込み
「第29回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(30日開幕・韓国)に出場する侍ジャパン高校代表が22日、都内のグラウンドで合宿をスタートさせた。最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)は早速ブルペン入りし、22球を投じた。23、24日に行われる練習試合に向け「短いイニングでもいいので、バッター相手にしっかり投げたいなと思います」と意気込んだ右腕。「自分たちが初めての世界一のメンバーになれるように頑張りたい」と力を込めた。
甲子園を目指した岩手大会決勝での敗退から約1カ月。その甲子園決勝と同じ時間帯に、“令和の怪物”が新たな目標に向けて踏み出した。ナインの先頭の列に加わり、グラウンド入り。ブルペンでは全球種を交え、「6、7割」の力で22球を投じた。コンディションを問われ「特に問題はなかったです」と言い切った。
そのブルペンでは“女房役”を驚がくさせた。捕手を務めた水上は「変化球は受けたことのない落差があって、捕るのに精いっぱいでした」と振り返る。さらに「思ったところよりもボール1個分、上に来る。ミットをかぶせるように捕りました」とも。全力投球ではない中でも、強烈なインパクトを残した。
自分がいない聖地では多くの熱戦が繰り広げられた。星稜・奥川が先発した試合は「全部見ました」という佐々木。「もちろん、自分が出たかったなという気持ちはあった」と率直な思いを口にしつつも「自分の新たなステージに向けて頑張っていこうと思いました」と気持ちは完全に切り替わっている。
新たな目標は、このチームでの世界一。今後の登板日は未定だが、23、24日に組まれている練習試合に向け「短いイニングでもいいので、バッター相手にしっかり投げたいなと思います」と早期登板への思いを口にした。新たな仲間とともに歩む世界一への道。「自分たちが初めての世界一のメンバーになれるように」と全力で腕を振る。