履正社・岡田監督 ゼロから頂点!暴力、謹慎…指導方法見直しも

 「全国高校野球選手権・決勝、履正社5-3星稜」(22日、甲子園球場)

 決勝戦が行われ、初の夏の決勝に挑んだ履正社(大阪)が、今大会ナンバーワン投手の星稜(石川)の奥川から11安打を放つ猛攻で、令和初の王者に輝いた。

 歩んだ道のりを思い返しつつ、極上の喜びをかみしめた。履正社・岡田龍生監督(58)は、顔を紅潮させ大粒の汗をぬぐった。「ここに至るまでのプロセスは本当に、長い32年だった。やってきたかいがあった」。やや涙声の言葉に実感がこもった。

 挑戦は文字通りゼロから始まった。履正社高校に赴任した当初、部員はたったの11人。しかも、そのうち3人は野球未経験だった。「どこに行っても相手にしてもらえなかった。グラウンドも何もなくて、河川敷で試合をしたり、母校(東洋大姫路)の3軍ぐらいと試合をさせてもらった」。それでも情熱は途切れなかった。

 初めて甲子園への扉が開いたのは97年・夏。全国の強豪校と違い、履正社は自宅から通学する部員が大半を占める。満足のいく練習時間を確保出来ず、代わりに「スパルタ」指導で結果を出していった。

 しかし02年には、行きすぎた指導が暴力として非難を浴びた。6カ月間の謹慎処分が下され、「この仕事が出来ないようになる」。危機感を持って指導方法を見直した。親との二者面談の場を設け、子供の練習姿勢、自らの指導方針を伝えた。「親御さんもコーチ」と話すように、家庭と一体になった選手のサポート体制が履正社の強みになった。

 人生の半分以上をともに歩んだ履正社野球。「本当に厳しくやった子らは、苦労したと思うし申し訳ない。(それでも)彼らの母校が甲子園で勝ってきたのが、彼らがやってきたものに対しての恩返しなのかな」。難敵・奥川を打ち崩して、令和元年王者の称号を手にし、ようやくかつての教え子にも胸を張れる。

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