履正社主将・野口 涙の決勝打!奥川151キロ直球叩いた
「全国高校野球選手権・決勝、履正社5-3星稜」(22日、甲子園球場)
決勝戦が行われ、初の夏の決勝に挑んだ履正社(大阪)が、今大会ナンバーワン投手の星稜(石川)の奥川から11安打を放つ猛攻で、令和初の王者に輝いた。
チームをけん引してきた主将・野口海音(みのん)捕手(3年)が決勝打を放った。2点を奪われ、同点に追いつかれた直後の八回1死三塁。奥川の高め151キロ直球を捉え、打球は中前で弾んだ。
「なんとしても1点を取りたいという気持ちだった」。野口はガッツポーズで喜びを爆発させ、聖地も大歓声。扇の要としても清水、岩崎の2人を粘り強いリードで導き、歓喜の瞬間へいざなった。
万感の思いで校歌を歌い、一塁アルプスに向かうと涙が止まらない。「うれしさと感謝の気持ちでいっぱいだった」。メンバー外の選手や裏方さん、全ての方々へ-。普段から冷静沈着な野口は「うれし涙だった」と満面の笑みで振り返った。