甲子園Vの履正社 新チームの主将は日替わり制でスタート
星稜との激戦を制し令和初の夏の甲子園王者に輝いた履正社が23日、大阪市内の宿舎から豊中市内の同校へと移動、優勝報告を行い在校生らから祝福された。
宿舎出発前に取材に応じた野口海音主将(3年)は「(朝食の時に)ほんまに日本一になったんか…という話をしていました」と照れ笑いした。各方面への対応などに追われ「結局寝たのは午前2時くらい」と語った岡田龍生監督(58)も、「夢のような展開の試合だった」と笑顔を見せた。
しかし、喜んでばかりはいられない。今大会は野口をはじめ、主砲・井上やエース・清水らの3年生が主体となりチームを支えてきたが、秋からの新チームの状況を問われると「まだリーダーシップを発揮できる子が出てこない」と苦笑。次期主将も「当分は当番制にしようかな」と答えた。
3年生たちがつかみ取った「日本一」を守るため、チームは時を置かず、再スタートを切る。