DeNA・ラミレス監督、自力V消滅にも「終わりではない」 守護神で逃げ切れず…
「巨人8-6DeNA」(24日、東京ドーム)
DeNAが延長十一回の激闘の末に力尽き、自力優勝の可能性が消滅した。
3点を追う八回に嶺井の2ランなどで4点を奪い逆転。1点リードのまま九回を迎え、マウンドには山崎が上がった。連続三振で2死としたが、ここから連続四球で一、二塁。坂本勇には0ボール2ストライクからの3球目を左前にはじき返された。あと1球からの暗転で流れを失い、延長十一回にエスコバーがサヨナラ被弾した。
詰めを誤っての痛恨の敗戦。ラミレス監督は「(山崎は)ベストを尽くして抑えにいっていた。それだけジャイアンツはタフなチームということだと思う」と相手に脱帽。3戦連続失点となった守護神には「いい投球をしていたが、仕方がない。これも野球」と責めることはなかった。
一時は巨人に0・5差まで詰め寄ったが、これで7差。広島に抜かれ、1日で3位に転落した。そして振り返れば4位・阪神が2・5差まで迫ってきた。21年ぶりの優勝は極めて厳しい状況となった。「終わりではない。直接対決はあと6試合(実際は7試合)残っている。あしたもいつも通りプレーするだけだ」と指揮官。強気の姿勢は崩さなかった。