巨人 今季4度目の完封負け DeNA今永に脱帽…6カードぶり負け越し
「巨人0-3DeNA」(25日、東京ドーム)
巨人は完敗だった。前夜に劇的なサヨナラ勝ちで優勝マジックをともしたが一夜明け、今季ワーストタイの散発3安打で今季4度目の零封負け。強力打線が封じ込められ、原監督は「進塁打がない状態でした、というところでしょう」と言葉少なに振り返るしかなかった。
防御率リーグNo.1の今永の前に6回無失点。力で抑え込まれた。二回に先頭の岡本が左線二塁打を放つも阿部、ゲレーロ、若林が凡退。四回にも先頭の坂本勇が中越え二塁打で出塁も次打者の丸が二飛。後続も続かず、無得点だった。前夜2打席連続本塁打を放った背番号8もこの日は今永の前に3の0。「あそこで点が入らなかったから、こういう試合展開になった」と反省。吉村打撃総合コーチは「さすがやね。コースも間違えないし、高低もなかなかそんな甘いボールが来てなかった」と脱帽した。
延長十一回を戦ったナイター明けのデーゲームとなったこの日は疲労面を考慮し全体練習はなし。各選手がそれぞれ自主調整でコンディションを整えたが今永を攻略できなかった。
チームは6カードぶりの負け越しでマジックは20のまま。27日からは今季7勝12敗1分けと負け越している広島との3連戦。原監督は「切り替えて?そうですね。強敵ばかりだから」と前を向いた。