DeNA筒香も諦めん5差 雨切り裂く決勝打 V争いに「いつもと違う心境」
「DeNA5-3ヤクルト」(27日、横浜スタジアム)
鋭い打球が中堅手の手前で弾む。七回、DeNA・筒香嘉智外野手(27)が決勝の適時打を放った。それぞれが役割を全うして作ったチャンス。チームリーダーとして、その思いに応えないわけにはいかなかった。
3-3の七回、先頭の細川が四球を選び、大和が犠打を決めて1死二塁の場面。星の初球、外角低め146キロ直球を捉えた。「前の打席も大和さんがバントしてくれて、いい結果が出ていなかった。初球からいける球が来たらいこうと思っていました」と振り返った。
これで首位・巨人とのゲーム差は5に縮まった。優勝争いを展開していることに「いつもと違う心境。でも、そこをみんな見せずにやっている」と筒香。重圧をはねのけ、頂点を目指していく。