オリックス・西村監督 11連戦で“鉄のおきて”破り リリーフ陣スクランブル態勢
「オリックス(雨天中止)ソフトバンク」(28日、わかさスタジアム)
オリックス・西村徳文監督(59)は28日、逆転CS向けて勝負の11連戦と位置付ける30日からの戦いで、リリーフ陣はスクランブル態勢で臨む考えを明かした。
「全試合というわけにはいかないけど、今までとは違うというところは出てくる。どうやって乗り切っていけるかですから」
これまで、勝ちパターンの投手をビハインドの展開で起用することはなかった。リリーフ陣の疲労を考慮し、かたくなに守ってきた“鉄のおきて”。残り26試合となって、いよいよムチを入れる時がやってきた。勝機を見いだせるなら、ビハインドの展開でもつぎ込むつもりだ。
この日のソフトバンク戦は2試合連続の雨天中止となった。4日間試合がないことになるが、前向きに捉えた。「プラスに考えるしかない。最初のロッテとの4連戦をどういう形で入っていけるかが大事。どのくらい勝ち越せるか。一つ一つ大事な試合が続く」。まずは最初の4連戦で最下位脱出。勢いをつけて上位進出をうかがう。