ヤクルト・バレンティン 通算284本塁打 外国人選手歴代単独4位
「DeNA7-6ヤクルト」(28日、横浜スタジアム)
ヤクルトのバレンティンが四回と五回に本塁打を放って通算284本塁打とし、ロッテで活躍したレロン・リーを抜いて外国人選手歴代単独4位となった。
0-4の四回に2試合連発となるソロ。先頭打者で、1ストライクから平良のシンカーを捉えて鋭い打球で左翼席へ運んだ。一回に中前打を放って好感触をつかみ「1打席目と同様にタイミングは合っていたので、完璧だった」と手応えを語った。
2-4の五回2死一、二塁では、平良の高めの速球を左中間へはじき返した。試合をひっくり返す2打席連発の29号3ランに「パーフェクト」とうなずいた。1試合2本塁打は4月25日以来、今季3度目。ようやく本領を発揮してきた。
来日9年目。4打席でベンチに下がったため、4年連続8度目となる30本塁打は29日以降に持ち越された。来季からは外国人選手枠を外れ、日本選手扱いとなる。「日本が大好き。キャリアは日本で終えたい」と愛着を口にする。小川監督は「陽気に見えるが、きちんと反省するところは反省する。日本に適応している」とたたえた。