中日・小笠原 今季初白星!6回2/3を無失点
「阪神0-1中日」(28日、甲子園球場)
黄色に染まった敵地で奮闘した。中日の小笠原が6回2/3を散発3安打で無得点に抑え、今季初白星を挙げた。かつて夏の甲子園大会で優勝した思い出のマウンドで、昨年7月以来の勝ち星を手にし「粘って投げることができたので良かった」と笑顔を見せた。
高低差を付けた投球に直球、チェンジアップが有効で、三者凡退を3度奪った。2死球でピンチを招いた四回2死一、二塁では、大山を高めのチェンジアップで打ち取った。与田監督は「終盤はフォームが崩れたが、本当によく頑張ってくれた」と褒めた。
昨季は初めて開幕投手を務めたが、5勝止まりだった。昨年9月に左肘の遊離軟骨を除去する手術を受け、さらにキャンプで左肩の不調を訴えるなど、今季は出遅れていた。
試練を乗り越え、今季3度目の登板で好投し「とにかくチームが勝てるようにやっていくだけだった。次も頑張りたい」と力を込めた。