西が2発含む8打点「でき過ぎ」侍U18が15安打19点大勝 1日・米国戦へ弾み

 「U18W杯・1次リーグ、日本19-0南アフリカ」(31日、機張)

 日本は南アフリカを六回コールドゲームで破り、1次リーグを2勝0敗とした。野手として「7番・DH」で先発出場した西純矢投手(3年)が1試合2本塁打を含む3安打8打点の大暴れ。15安打19得点の大勝に大きく貢献した。1日は2勝同士で並ぶ米国と対戦する。

 高々と舞い上がる放物線を、西は1試合で2度も描いた。代表デビュー戦はマウンドではなく指名打者。文句なしの結果に「でき過ぎなんじゃないかな」とくりっとした目を輝かせた。

 四回2死一、三塁での第3打席。真ん中の甘い直球を振り抜いた。「ヒットの延長がホームランになったのでよかった」という左翼席への3ランはチームとしても第1号。

 六回2死一塁では「1本出て余裕が出ていたので」と再び左翼へ突き刺した。狙いすましたこの日2本目のアーチ。三回の犠飛、五回の2点適時打と合わせて8打点と勝負強さを見せつけた。

 「大きいのがあるので」と起用した永田裕治監督(55)の期待以上の活躍だ。今夏の岡山大会で敗退後、代表入りに備え木製バットを発注して振り込み。国内での直前合宿ではタイミングの取り方に苦戦したが、仲井宗基ヘッドコーチ(49)らにボールを呼び込む意識を助言された成果を発揮した。

 1次リーグ残りは1日の米国から、台湾、パナマと強敵がそろう。指揮官も「次の3連戦がヤマ場」と位置づけた。登板の可能性がある宮城大弥投手(3年)は「フルスイングしてくると思う」と米国打線を警戒。大勝の勢いを駆って正念場へと挑む。

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