巨人、連勝3でストップもDeNA敗れM16 山口が被弾悔やむ「欲を出した」
「阪神4-2巨人」(31日、甲子園球場)
痛恨の1球だった。同点の七回2死。真ん中高めの直球が左翼席に吸い込まれた。阪神の代打・中谷に決勝弾を浴び4敗目を喫した巨人・山口は「ちょっと、欲を出した。ボール球を投げたくないというところで、ああいうボールになってしまった」。1ボール2ストライクと追い込んだ。慎重な投球を心がけるべき場面で不用意な失投を投じたことを悔やんだ。
リーグトップの12勝を挙げる右腕。二回に2失点も、三回以降は最速151キロの直球に変化球も制球よく決め、以降は無失点に抑えていた。この日は無四球。それだけに原監督も「いい感じでいっていたんですけどね。1本の本塁打がね。ベストボールではなかった」と残念がった。
チームの連勝は3で止まったが、2位・DeNAが敗れたことで優勝マジックはひとつ減り16に。原監督は「僕らの眼中にない。もう我々の戦いだけでね」。8月を15勝11敗1分けと勝ち越して勝負の9月を迎える。ライバルを気にせず自チームの戦いに全力を尽くす覚悟だ。