大経大が逆転勝ちで勝ち点1 “熱男”川口がV打「普段から10人分くらいの声」
「関西六大学野球、大経大7-5神院大」(1日、南港中央球場)
大経大が粘り強い追い上げで、逆転勝ちで勝ち点1をあげた。
3回までに5点のリードを許したが、1点ずつ積み重ね5-5で迎えた八回1死一、二塁。チャンスで代打に送られたチーム一の熱男・川口理久仁内野手(4年・塔南)が走者一掃の中超え三塁打を放ち、勝ち越しに成功。「やっぱりお前、男や!」と大盛り上がりのベンチに満面の笑みを向けた。
チームを救った一打は、リーグ戦初安打となった。3年間試合に出る機会に恵まれず苦しい時期もあったが、腐ることなくムードメーカーに徹してきた。
練習中は誰よりも大きな声を出し、練習後には「熱盛さまでした!」のあいさつでチームを和ませる。そして、帰宅後は少なくとも500回以上の素振りを毎日続けた。その努力がようやく実を結んだ。
「普段から5人、10人分くらいの声は出しています。最後の1年に懸けてきたので、結果につながってうれしい」とはにかんだ川口。このリーグ戦で集大成を見せる。