巨人 優勝マジック消滅…左腕アレルギー?今季6度目完封負け
「阪神2-0巨人」(1日、甲子園球場)
巨人は左の岩貞に強力打線が封じ込められた。降板した七回以降も阪神の救援陣にかわされ、今季6度目の零封負け。DeNAが勝利したことで、優勝マジックが消滅した。得点圏に走者を進めたのは七回だけ。原監督は「スコアリングポジションにいったのは1イニングだけか。やっぱり勝つのは難しいでしょうね」と低調な打線を嘆いた。
4月28日以来となる1軍マウンドに立った岩貞を攻略できなかったのが敗因となった。初回、先頭の亀井が右前打で出塁も後続が倒れて無得点。左腕を乗せてしまい、二回以降は好機を作れなかった。左キラーの石川をスタメンで起用するなど手は打ったが、不発に終わった。
直近10試合では左の先発投手に4敗。カード初戦は勝利したものの高橋遥に7回2失点に抑えられた。優勝へラストスパートをかける大事な時期に左腕アレルギーが出そうな気配だ。「その辺は対策というか、形にしないといけませんね」と原監督。苦手意識を払拭(ふっしょく)しなければ、5年ぶり優勝への道のりは険しくなる。