侍・稲葉監督、ライバル“丸裸”韓国L視察へソウル入り プレミア12に向け予習

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(47)が2日、韓国国内リーグ視察のため、ソウル入りした。7泊8日の日程で3日のハンファ対KIA戦からスタートし計6試合、全10球団を視察する予定。出発前の羽田空港で取材に応じた指揮官は「新旧(の代表メンバー)を含め、幅広く見る」と話した。

 注目する選手の1人には、SKの金廣鉉(キム・グァンヒョン=31)を挙げた。2008年の北京五輪にも出場した左腕で代表歴は長く、2015年のプレミア12でも対戦。この時は三回途中でKOしたが「あの時はたまたま勝てた。投げミスがない」と振り返った指揮官。「息の長い選手。出てほしい」と眼前での登板を切望した。

 日韓関係が悪化する中での韓国上陸。それでも「行かないとは考えなかった。政治とスポーツは別でしょ」と泰然自若に構えた。11月開催のプレミア12における韓国の予備エントリー90人のリストは入手済み。「中継ぎ、抑えはだいたい見られるんじゃないかな」と、自らの目でライバルを丸裸にする。

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