楽天ドラ7小郷、意地のプロ初弾 球団初、新人選手が1年目に本塁打
「ソフトバンク3-2楽天」(3日、ヤフオクドーム)
楽天のドラフト7位新人・小郷裕哉外野手(23)=立正大=が、劣勢で意地のプロ初弾を見せた。
3点を追う八回1死。まずはドラフト1位・辰己(立命大)がソフトバンク先発・高橋礼から右翼席へ3号ソロを放つと、「辰己が打ったので勇気をもらった」と続く小郷も右翼席へライナーで運ぶ一発。プロ初本塁打で1点差にまで迫った。
「打球が上がっていなかったので、入るとは思っていなかったが、感触は良かったです」と小郷。これで辰己、ドラフト2位・太田(大商大)、ドラフト6位・渡辺佳(明大)を含め新人4選手が1年目に本塁打を記録する、球団初の快挙となった。
「僕がファームにいるときに、3人は活躍していた。悔しい気持ちはあった」と話す小郷は「まだ彼らの活躍には及ばない。結果を出して、しっかり最後まで(1軍に)残っていたい」と意気込みを示した。