西武奪首 昨季王者が130試合目ついに! 森が先制一掃打

 「西武4-1ソフトバンク」(11日、メットライフドーム)

 昨季は開幕から一度も譲らなかった首位に、今季は130試合目で初めて躍り出た。満面の笑みでナインを迎えた西武・辻監督は「今日勝てたことがうれしい。首位といっても首位じゃない。(ソフトバンクより)負け数もある。まだまだだと思います」と口にした。

 森が奪首の扉を開いた。三回2死満塁で高橋礼の初球シンカーを右翼線へ走者一掃の二塁打。「低めをうまく打てた。大事な一戦で大きなチャンス。気合が入った」。8月の月間MVPが決まった日の御礼打。今季は満塁で13打数7安打、28打点をたたき出し、元祖「満塁男」の中村に引けを取らない成績だ。

 7月9日の最大8・5ゲーム差をひっくり返し、残り13試合。辻監督は「いつもと変わらず元気を出してやっている」と目を細めた。試合前の円陣では声出し担当の熊代が辻監督のお面をかぶり、「おまえたち、俺の言葉を忘れていないか」と昨年のCSでの号泣をネタに爆笑を誘った。

 昨年のCSファイナルSで、本拠地でソフトバンクに4敗。下克上を許し、辻監督が「ここで今シーズンが終わるとは考えていなかった」と涙した。最高のムードで臨む12日の最終決戦はノーヒッターの千賀に挑む。引き分け以上で、V2への優勝マジックが点灯する。

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