「オリックス３－２楽天」（１４日、京セラドーム大阪）

　楽天は終盤の反撃も一歩及ばず。再び勝率５割を切り、借金生活となった。

　３点を追う八回には「とにかく積極的にいった」と話すウィーラーが、バックスクリーンへの１８号ソロを放つなど２点を挙げて１点差まで詰め寄り、九回も１死一、二塁と攻め立てたが、最後はフェルナンドが遊撃への併殺打に倒れた。

　点差的には１点差の惜敗。それでも平石洋介監督（３９）は「その前に山岡に完璧にやられた。苦しい展開になった」と、苦手とするオリックス先発・山岡を攻略できなかったことを悔やんだ。

　特に初回は１死二塁、四回は１死三塁と先制機を演出しながら、中軸が倒れて無得点。「先に１点を取るチャンスはあったが…」と平石監督。これで今季、山岡相手に６敗目。ＣＳ進出への道に、またも天敵が大きく立ちふさがった。