原巨人 初のブルペンデーは失敗…最短Vは18日以降に
「巨人5-6広島」(14日、東京ドーム)
巨人は激闘を勝ちきれなかった。原監督は悔しさを押し殺し、会見場に現れた。初めての「ブルペンデー」を試み、投手8人を起用して広島打線を抑えにかかったが失敗。「後攻めの中で優位だけど、そこを勝ちきれなかった」と厳しい表情で振り返った。
先発ローテの谷間で、中継ぎの沢村を先発で起用。3回をパーフェクト投球で応える予想以上の内容に、原監督も「3回を投げてくれたことは最高」と手放しで褒めたが…全投手快投とはいかない難しさが継投にはある。
同点の八回には、6番手の中川が松山に中越え適時二塁打を浴びて勝ち越しを許した。土壇場の九回に丸の左前適時打で追いついたが、延長十回1死三塁から鍵谷のフォークを大城が捕逸し、決勝点を許した。
「全部、僕のミスです」と責任をかぶった大城。CSで戦う可能性のある広島とは10勝14敗1分けで全日程を終了。自力で優勝マジックを減らすことはできず、最短Vは18日以降にずれ込んだ。