楽天・久保が通算500試合登板 史上101人目 星野さんに感謝の言葉
「オリックス-楽天」(15日、京セラドーム大阪)
楽天・久保裕也投手(39)が、史上101人目となる通算500試合登板を達成した。
2点をリードされた六回2死三塁の場面で、2番手として登板。1四球を与えたが、福田の投前へのセーフティーバントを軽快に処理、追加点を許さなかった。
久保は沖学園高から東海大を経て02年ドラフトの自由枠で巨人入団。16年にはDeNAへ移籍し、翌17年からは楽天でプレー。3度の戦力外通告を受けるなどがあったが、今季は中継ぎとして21試合に登板している。
久保は記録達成に「山あり谷あり、ここまでいろいろなことがありました。星野さんにチャンスをいただいてイーグルスに拾ってもらい、この試合を目指せる場所を与えてもらってからは、とにかく1年でも長く投げることを考えてやってきた」と、楽天の元監督、球団副会長を務めた故星野仙一氏に感謝の言葉を残した。
「これからも1試合1試合、チームのために投げられるように準備したい」と久保。優勝の可能性は消滅したが、CS進出へ向けて「(1軍登板の)チャンスをもらっている。腕がちぎれてもいいと思っているし、投げることだけを考えてやっていきたい」と意気込みを示した。