巨人 M5でCS確定!ゲレーロが起死回生の逆転弾
「巨人6-5阪神」(15日、東京ドーム)
打球が左中間席上段に飛び込むのを見届け、巨人・ゲレーロはベンチに向かって吼(ほ)え、ガッツポーズした。4-5の八回2死一塁。ジョンソンの151キロ直球を完璧に捉えた。決勝打となる逆転の20号2ラン。ベースを一周しながら何度も涙を拭った。「非常に感動的な一打になった。こんなに感極まるのは」と実感を込めた。
打撃不振に苦しんでいただけに喜びもひとしおだ。前日14日の広島戦では九回1死満塁で凡退。チームは敗れ「負けたのは自分のせいだから」と落胆した。この日も志願し、早出で打撃練習をこなしていた。7日・ヤクルト戦の第2打席以来、23打席ぶりの安打が値千金弾。不振の助っ人を我慢してスタメンで起用した原監督も「本人もかなり落ち込んでいたから、まさに起死回生だね」と喜んだ。
自力で優勝マジックを一つ減らして「5」とし、3位以上が確定。CS進出も「そんなことより、トップに立つこと」と原監督。あくまでも通過点。5年ぶりの頂点しか見ていない。
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