大商大・橋本がノーノー達成!チーム20連勝偉業 スカウト陣前に勝負強さアピール
「関西六大学野球、大商大1ー0京産大」(15日、わかさスタジアム京都)
2回戦2試合が行われ、大商大が勝ち点を挙げ、リーグタイ記録の20連勝を飾った。大商大・橋本侑樹投手(4年・大垣日大)は、リーグでは9年ぶり9人目となるノーヒットノーランを達成。この日チームメートの大西広樹投手(4年・大商大高)と共にプロ志望届を提出した中、阪神らプロ6球団計9人のスカウトの前での強烈なアピールとなった。
チームの20連勝を108球の偉業で決めた。ノーヒットノーラン達成の瞬間、橋本は握った両手を空に突き上げた。「七回ぐらいから分かってましたけどなるべく考えないように。九回だけはめちゃくちゃ意識して頭にはありました。20連勝があったので、まずは勝つことを意識しました」と喜んだ。
春のリーグ戦終盤から投球時のグラブの位置を変更。「前(捕手側)に出してリリースも安定して球威も出るようになりました」。その後、6月の全日本大学野球選手権では九産大戦で3安打完投し、「自信が付きました」と振り返る。
最高のピッチングをプロのスカウト陣の前で示した勝負強さ。「(スカウトには)球速を見てもらいたい」。149キロ左腕がドラフト戦線を熱くする。