ヤクルト・村上 2発94打点目!最年少100打点も見えた
「広島4-6ヤクルト」(16日、マツダスタジアム)
“令和の怪童”ヤクルト・村上がプロ2度目の1試合2本塁打をマークした。まずは2-1の四回、大瀬良から34号ソロ。フルカウントから真ん中低めのカットボールをバックスクリーン左に運んだ。5-3の八回には3番手の中村恭から35号ソロ。外角低めの真っすぐをフルスイングし、滞空時間の長い特大弾を左翼ポール際に放り込んだ。
いずれも逆方向への一発に「少し意識した。しっかりしたスイングでいい打球が飛んだ」と納得顔。そんな村上が少年時代に憧れたのは大阪桐蔭で本塁打を量産していた西武・森だ。その強打者が逃した新人王のタイトルへ「結果でついてくるもの。残り試合も全力でプレーするだけ」と目をぎらつかせた。
リーグ3位の35本塁打に同2位の94打点。中西太(西鉄)が高卒2年目の1953年に記録した36本塁打にあと1本。打点は巨人・岡本が高卒4年目の昨季に記録した最年少100打点の更新も視界に入る。リーグ最年少の打点王&本塁打王も射程圏内だ。残り7試合、19歳の怪童が新たな歴史を刻む。