ソフトバンク 無念の雨天コールド…八回反撃チャンスも運に見放された

 「日本ハム7-2ソフトバンク」(16日、スタルヒン球場)

 ソフトバンクは大量ビハインドでも反撃の糸口を作った八回、無念のゲームセットが告げられた。断続的に降っていた雨が強くなり一時中断、そして11分後にコールドゲームの宣告。運にも見放され、西武のマジックを1つ減らしてしまった。

 無念の「強制終了」に工藤監督は「相手(西武)のことより、自分たちの野球をしっかりやれれば勝てる」と強調した。ただ、その表情はさすがに険しい。終盤まで相手に大量リードを許す要因となったのは「投壊」だ。

 先発・ミランダが早々にKOされ、登板過多気味の救援陣に頼る展開。2点ビハインドの六回1死一、二塁、工藤監督は通常ならリード時に登板する甲斐野を投入した。しかし、3連戦3連投の右腕は近藤に2点三塁打を浴びるなど3安打で3失点。傷口を広げた。

 「勝っても負けても、次の試合をみんなで切り替えてやっていく。それしかない」と力を込めた指揮官。残り9試合、気力を振り絞っての戦いが続く。

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