中大・五十幡が快足で開幕3連勝に貢献 中学時代はサニブラウンに100Mで勝利
「東都大学野球、中大2-1駒大」(17日、神宮球場)
中大が接戦を制し、開幕3連勝を飾った。1点を先制された直後の四回に五十幡亮汰外野手(3年・佐野日大)が快足を飛ばして左中間三塁打。次打者の中犠飛で同点のホームを踏み、自慢の走力が勝利につながった。
50メートル走のタイムは手動で5秒6、機械で5秒8のスピードスターが快走を披露した。四回先頭での第2打席。打球が左中間を破るのを確認すると、トップスピードに乗った。「(打球が外野の)間にいくときは狙っているので」迷うことなく突き進み、一気に三塁を陥れた。
中学時代には陸上の全国大会の男子100メートルで、いまや同種目で日本記録保持者のサニブラウン・ハキームを抑えて優勝した経験を持つ。攻守交代時にも全力疾走を心掛けるなど、いまでも走ることへの意識は高い。「ヒットが出ないときは自分の足でチャンスが作れれば」。チームの安打数は相手の9安打に対し、4安打。打線が苦しんでも、五十幡の存在が突破口になる。