巨人高橋、6回まで無安打無得点も…7回に連打を浴びて無念の交代 6勝目もならず
「中日-巨人」(18日、ナゴヤドーム)
巨人ドラフト1位・高橋優貴投手が、六回まで無安打無得点の快投。敵地が異様な雰囲気になり始めていたが、七回先頭の福田に左前打を打たれた。
初回から安定感のある投球で三振と凡打の山を築いた。六回2死の場面では、平田の三塁へのボテボテのゴロが間一髪セーフ。ワンバウンドの送球で失策がつき、球場がどよめいた。その後は京田を一ゴロに抑え無安打を継続。しかし、七回に打たれ悔しそうに左翼方向を見つめた。
新人のノーヒットノーランは巨人では1936年の沢村栄治、39年の中尾輝三が達成しただけ。記録が途絶えた瞬間、中日ファンは沸き、巨人ファンからはため息が漏れた。
福田に続き、ビシエドにも右前打を打たれ、犠打で1死二、三塁とされたところで交代。2番手大竹がマウンドに上がり、内野ゴロの間に同点とされ、高橋の6勝目はお預けとなった。
プロ野球では9月6日にソフトバンク千賀滉大投手がロッテ戦で、14日には中日・大野雄大投手が阪神戦でノーヒットノーランを達成。1カ月間に3度のノーヒットノーラン達成となると、1943年5月以来、76年ぶりの珍事だった。