DeNA・ラミレス監督、最後まで諦めん 巨人、V王手にも「勝つ準備をしたい」
「DeNA4-9巨人」(20日、横浜スタジアム)
7点差をひっくり返した前夜の勢いは確かにあった。だが、相手の執念に最後は屈した。DeNAは直接対決に敗れ、巨人の優勝マジックは2となった。21日も連敗すればV逸が決まる。ラミレス監督は「われわれは勝つ準備をしたい」と前を向いた。
先発の平良が四回途中4失点で降板。「状態は良かった。重要な場面で失投があり、それが失点につながった」と指摘。ただ、同点の二回2死三塁から投手の山口へ与えた四球は「余計だった」と振り返った。2死一、三塁となり、亀井に左翼線適時打を浴びて勝ち越された。
リリーフ陣も打たれ、試合が進むにつれて点差が拡大。「うちのリリーフ陣というより、ジャイアンツの打者がすごく振れていた」と脱帽した指揮官。終始、前向きな言葉を繰り返した。
前日19日・広島戦の六回に右手小指付近に死球を受け、途中交代していた筒香は欠場。代打での出場もなかった。「そういう(代打の)準備もしていなかった」とし、「明日(21日)はプレーできればいいかな」と願った。「トゥモロー、アナザーデー」と笑顔を浮かべたラミレス監督。21年ぶりの悲願達成へ、最後の最後まで諦めない。