ドラフト上位候補右腕の日体大・吉田が初完投初完封11K スカウト14人熱視線の中
「首都大学野球、日体大3-0大東大」(21日、牛久運動公園野球場)
今秋ドラフト上位候補で最速151キロ右腕の日体大・吉田大喜投手(4年・大冠)が、リーグ戦初完投初完封を果たした。バックネット裏から阪神など8球団14人のスカウトの熱視線を浴びながら、11奪三振。被安打はわずか3本と危なげない投球でスコアボードにゼロを並べた。
この日最速149キロを計測した直球に加えて鋭く落ちるスプリットで相手打線を圧倒した。大学ラストシーズンにして「未知の世界」と自ら評した完封劇を披露。ただ、試合後半になって疲れから変化球の精度が落ちたことには「納得はできていない」と不満を口にした。
プロ志望届はWエースを組む北山比呂投手(4年・横浜)とともに提出済みだ。「できるだけいいところを見せて順位を上げられれば」。課題だったスタミナ面も成長し、プロ入りへ猛アピールに成功した。