ロッテ・種市 熱投123球チームトップの8勝目!
「ロッテ4-0日本ハム」(22日、ZOZOマリンスタジアム)
報道陣の輪の中にいたロッテ・種市に益田が笑いながら声を掛けた。「九回、行くと聞いていたのに」。プロ3年目、21歳の若武者は言った。「ハイ、次は行きます」。8回を123球、被安打5で無失点。益田の救援を仰いだが、チームトップの8勝目を挙げ、CS進出に望みをつないだ。
最大のピンチは2四球が絡んだ八回2死満塁。「思い切って腕を振るイメージで投げました。四球でもいいと思って」。渡辺を3ボール1ストライクから147キロの外角真っすぐで中飛に斬った。
「メチャクチャ、きつかった」と振り返った今季。開幕は中継ぎスタートだったが、途中からローテ入り。今では井口監督が「エースになっていく。来季につながる投球」と高く評価。今季最後の先発となり、初完封勝利は来季の約束となった。