大商大 リーグ新記録21連勝 ドラフト候補の大西が3安打完封
「関西六大学野球、大商大1-0神院大」(22日、わかさスタジアム)
1回戦が行われ、大商大が神院大にサヨナラ勝ちし、リーグ新記録となる21連勝を飾った。今秋ドラフト候補の最速148キロ右腕・大西広樹投手(4年・大商大高)は、3安打完封勝利で大記録に花を添えた。現在2位につける大経大は2-1で大院大に競り勝ち、先勝した。龍谷大-京産大は降雨ノーゲームとなった。
エースが圧巻の投球を見せた。「チームにとって、絶対に落とせない一戦だったので」。先発を任された大西が9回を投げ切り、95球でチームにリーグ新記録となる21連勝を呼び寄せた。
序盤は得意とする直球が決まらず、苦しんだ。しかし、焦ることなく「変化球が良かったので、交ぜながら投げました」と持ち前の修正力を発揮し、四回以降は三塁を踏ませない投球を披露。中日の米村チーフスカウトは「エースとしての気迫が伝わってくる良い投手」と評価した。
「結果が出ないメンバーを他がカバーする。地道に大商大らしい野球を続けてきた結果だと思う。これからも勝ち続けます」と意気込んだ右腕。あと5戦、2季連続の全勝優勝へ一つも負けるつもりはない。