今秋ドラフト候補の近大・谷川が気迫2ラン 阪神スカウトら5球団に好アピール!
「関西学生野球、近大10-2京大」(24日、南港中央野球場)
3回戦2試合が行われ、近大と立命大がそれぞれ勝利して勝ち点を挙げた。近大は今秋のドラフト候補・谷川刀麻外野手(4年・星稜)が、先制の2ランを放つなど3安打2打点の活躍で勝利に貢献した。立命大はエースでドラフト候補の坂本裕哉投手(4年・福岡大大濠)が、秋のリーグ戦初完投で3勝目を挙げた。
一振りに気持ちを込めた。谷川が魅せたのは初回2死一塁の場面だ。3ボール1ストライクからの直球を振り抜き、右翼席に運んだ先制2ラン。「4番としてキャプテンとしてあそこはしっかり(打てた)。背中で見せられて良かったです」と笑顔を見せた。
負けられない一戦だった。京大には22日の2回戦で完封され、14年春以来11季ぶりとなる敗戦を喫した。さらに京大は10季ぶりの勝ち点獲得を目指して向かってきていた。「粘りがすごかったので」。相手の気迫を受け止め、はね返した価値ある一発だ。
この日、スタンドには和田TAら5人態勢の阪神を含むプロ5球団が視察。「まずはチームが勝てばいいと思ってやってます」。まずはチームの勝利を目指して戦い、結果でアピールしていく。