巨人・阿部 27日の引退記念試合は「4番・捕手」4年ぶりマスク
巨人の阿部慎之助捕手(40)が26日、自身の引退記念試合で1軍では4年ぶりにマスクをかぶることになった。ホーム最終戦の27日・DeNA戦は15年4月10日・ヤクルト戦以来の「4番・捕手」で先発出場する。また、同戦は阿部の19年間の功績を称え、チーム全員がユニホームの袖に「ありがとう慎之助」のロゴワッペンを付けて戦う。
先発投手はマシソン。来日8年目の助っ人は「彼の助けがなければ、投手として完成していない。日本で長年プレーできたのは彼の存在が大きかった」と振り返る。後を受けてマウンドに立つ中大の後輩、沢村も「泣いて投げられないかもしれない」と予告。25日の引退会見で阿部の口から名前が出た2人が、感謝を込めて1イニングずつ投げる。
この日の阿部は川崎市のジャイアンツ球場での全体練習で調整。かつての定位置に座る背番号10は「キャッチャーがやっぱり無理だなっていうのを見せてやるよ」といたずらっぽく笑った。
本拠地のファンに扇の要の勇姿を見せ、現役生活に一区切りつける。それでも、原監督は「これからまだ大仕事が残っている」とCS、日本シリーズでの働きにも期待を寄せていた。