星稜・奥川「木製バットもいいな」3回2/3を5安打2失点で敗戦も充実感
「茨城国体・1回戦、智弁和歌山3-1星稜」(29日、ノーブルホームスタジアム水戸)
今夏の甲子園3回戦で、延長14回の熱闘を繰り広げた星稜と智弁和歌山が茨城国体の初戦で激突。智弁和歌山・中谷仁監督の提案により“木製バット”を使用することでも注目を浴びた一戦は、3-1で智弁和歌山に軍配が上がった。
先発を任された星稜・奥川恭伸投手(3年)は3回2/3を5安打2失点で降板し「全然ダメでした。点も取られたし、制球も定まってなかった」と悔やんだが、この日最速の150キロもマークし、終始笑顔。「国体まで来られて、またいいチームと対戦できたので楽しかった。木製バットもいいなと思いました」とはにかんだ。
高校生活最後の大会を全力で投げ切った奥川は「これで本当に全部終わったんだなと…。入学した頃はここまで来られると思ってなかった。いい仲間と巡り会えて、本当に楽しかったです」と充実感をにじませた。