明石商、完封負け 最後は笑顔で後輩に夢を託す

伝令を笑顔で迎えるナイン(撮影・永井優花)
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 「茨城国体・2回戦、関東第一5-0明石商」(30日、ノーブルホームスタジアム水戸)

 今夏の甲子園4強の明石商が国体の初戦に登場し、0-5で関東第一に完封負けを喫した。

 3年生にとってはこれが高校最後の公式戦となったが、水上桂捕手(3年)は「ここに来た16人全員で楽しめました」と笑顔で振り返った。

 2年生エース・中森俊介投手が先発し、その後甲子園でも好投を見せた杉戸理斗投手、溝尾海陸投手(ともに3年)が継投。最後は3年生全員の思いを背負い、宮口大輝投手(3年)が八回のマウンドへ。2死一、二塁のピンチを抑え、充実感いっぱいの表情で高校最後の登板を終えた。

 前主将・重宮は「ずっと『宮口に投げさせたい』という気持ちでやってきたので、本当によかったです。あとはこいつら(来田と中森)に任せます」と後輩たちに夢を託した。

 プロ志望届の締め切りが近づく中、27日に提出した水上は「U18でたくさんスタメンマスクをかぶらせてもらえて、自信がついた。自分も上のレベルに挑戦してみたいと思いました」と提出への経緯を明かし、「体が小さい分、細かい守備を見てほしい」と17日のドラフト会議を心待ちにする。

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