智弁和歌山は準々決勝で敗退 プロ志望の黒川は木製バットで3安打

 六回に勝ち越しのソロ本塁打を放った東妻(撮影・永井優花)
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 「茨城国体、仙台育英6-2智弁和歌山」(30日、ノーブルホームスタジアム水戸)

 前日、エース奥川を擁する星稜を下した智弁和歌山だったが、チャンスで打線がつながらず、準々決勝で姿を消した。

 星稜戦に引き続き、この日も両校同意のもと、3年生たちは木製バットを使用。今大会、9打数7安打(この日は4打数3安打)と完璧に対応して見せた黒川史陽内野手(3年)は、「上で活躍するための貴重な体験をさせてもらいました」と両校の監督に感謝した。

 六回に勝ち越しとなる豪快なソロ本塁打を放った東妻純平捕手(3年)も「まだまだ練習しないとダメだなと思うことができました」と振り返り、「今はやりきったという気持ちと、負けた悔しさと、次の世界に行く多少の不安が入り交じっています」と素直な心境を打ち明けた。

 黒川と東妻は、共にプロの世界を目指す。「中谷監督は、常に一流の世界の話をしてくれた。自分が高いレベルを目指そうと思えたのも監督のおかげなので、いつか智弁和歌山に返していけたら」と語った黒川。強い覚悟を胸に、運命の日を待つ。

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