関東第一が国体初優勝 主将の渋谷「一番楽しい大会だった」

ベンチから声を張り上げて声援を送るナイン(撮影。永井優花)
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 「茨城国体・決勝、関東第一10-2海星」(2日、ノーブルホームスタジアム水戸)

 関東第一が、令和初の国体で“初優勝”をつかみ取った。

 準決勝で今夏の甲子園王者・履正社を敗った海星との決勝戦。「野球をやってきた中で一番楽しい大会だった。本当に、いいチームでした」。悲願の日本一を手にした主将・渋谷嘉人内野手(3年)は、充実感いっぱいの表情で喜びをかみしめた。

 序盤から自慢の打線が爆発した。1-1で迎えた三回。1死から3番・渋谷が左中間へ豪快なソロ本塁打を放つと、続く4番・平泉も今大会2本目となる本塁打を左翼へ。2者連続アーチで海星のエース・柴田をノックアウトした。その後も勢いは止まることなく、16安打10得点と圧倒的な打力で相手を突き放した。

 甲子園敗退後、「ここまで(8強)きたら日本一になりたいよな」とすぐに切り替え、国体での優勝を目指してやってきた。「この大会は『3年生で戦おう』と決めていた。18人全員でやれて最高でした。(関東第一では)人生が変わるくらいの大きな経験をさせてもらった」と笑顔で高校最後の公式戦を締めくくった渋谷。

 関東第一での思い出を胸に、次のステージでも飛躍してみせる。

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