関東第一が初V 渋谷&平泉2者連続HR 16安打10得点の快勝
「茨城国体・決勝、関東第一10-2海星」(2日、ノーブルホームスタジアム水戸)
高校野球硬式の決勝が行われ、関東第一が海星を10-2で下し、初優勝を飾った。同点の三回に主将の渋谷嘉人内野手、平泉遼馬内野手(ともに3年)の2者連続アーチで勝ち越すなど、計16安打10得点の猛攻で快勝。令和初の国体で頂点を極めた。
圧倒的な打力で明石商、仙台育英を下して決勝に挑んだ関東第一が、悲願の日本一に輝いた。優勝盾を大事に抱えた主将の渋谷は「野球をやってきた中で一番楽しい大会でした」と喜びをかみしめた。
1-1で迎えた三回、1死から3番・渋谷が左中間へ高校通算20本目のソロを放つと、4番・平泉も今大会2本目となる本塁打で続いた。四回以降も攻撃の手を緩めることなく、着実に加点した。
甲子園で敗退後、3年生は国体での優勝を目指し、すぐに練習を再開。「この大会は『3年で戦おう』と決めていた。18人全員でやれて最高でした」と笑顔で振り返った渋谷。卒業後は別々の道に進むが、仲間と過ごした2年半は永遠に輝き続ける。