DeNA 阪神キラーの石田にCS初戦託す 今季7試合登板で防御率0・00
「セCSファーストS・第1戦、DeNA-阪神」(5日、横浜スタジアム)
DeNA・石田健大投手(26)が4日、CSファーストSの初戦先発に抜てきされた。重要な一戦を任されたことを意気に感じ、自分の投球を貫く姿勢を示した。
阪神打線について「強いチームですし、今、一番流れに乗っているチーム」と警戒しつつ「自分の球をしっかり投げられた相手」と自信も口にした。今季は阪神戦7試合にリリーフ登板し、防御率0・00。「このバッターというより、自分のボールを投げられれば」と意気込んだ。
今シーズンは先発、中継ぎの両ポジションで活躍し、4勝1敗の防御率2・14。Aクラス復帰の原動力となった。「こういう大事な試合の先発を任されたということをありがたく思い、いい球はもちろん、いいリズムで投げたい」。好投で流れを引き寄せ、チーム全体に勢いをもたらす。
ラミレス監督は「阪神とのデータを見て、石田で決めました」と期待感をにじませた。昨年の不振からよみがえった選手会長が、大舞台で輝きを放つ。