ソフトバンク・工藤監督「終わったわけではない」初戦黒星も淡々

 「パCSファーストS・第1戦、ソフトバンク3-5楽天」(5日、ヤフオクドーム)

 大事なCSファースト初戦を落としたソフトバンクの工藤監督は、表情を変えずに淡々と試合を振り返った。

 4被弾で黒星のエース千賀については「シーズン中もボールが高かったが、今日も高かった。制球が低めに上手くできていなかった」と残念そうだった。厚い信頼を持って託したマウンドだった。「一年間、アイツがいたからここまで来られたのもある」。責めることはできかった。

 打線も序盤に本塁打2発で3得点を奪った以外は沈黙。三回以降も塁は賑わせたが、無得点に終わった。

 2戦先勝の超短期決戦。過去のパ・リーグCSのファーストステージでは初戦黒星で逆転突破を果たしたのは17年の楽天しかない。「データはデータ。終わったわけではない。相手も必死だろうけど、まずは明日の試合をとること。1戦目と変わらずにみんなで集中してやって行きたい」と指揮官は必死に前を向いた。

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