ドラフト候補の立命大・坂本が完封 阪神など8球団スカウトに猛アピール
「関西学生野球、立命大1-0近大」(6日、ほっともっとフィールド神戸)
立命大は、ドラフト候補の坂本裕哉投手(4年・福岡大大濠)の、9回6安打完封の好投で先勝した。この日は阪神、巨人らプロ8球団約20人のスカウト陣が集結。チームにとっても大きな1勝だったが、坂本個人にしても、ドラフト会議を前にしたアピールのピッチングとなった。
「今の時点でできるベストのピッチングができました。人生で最大のゲームという気持ちでいきました」
114球の熱投で、最後までゼロを並べ続けた。「この1、2週間は球のキレを上げるトレーニングをして、スピードが付いてきました」。この日は、自己最速タイとなる148キロも記録。力強い直球に、チェンジアップなどの変化球も効果的に織り交ぜた。
同じくドラフト候補の近大・村西良太投手(4年・津名)との投げ合いも制した見事な投球。「(自己採点は)80点です。気持ちで負けないようにと思ってました。(スカウトの存在は)意識してました」と笑顔を見せていた。