金田正一氏「長嶋でございます」カネやん節でも人気「たっちゃん」と原監督もかわいがる
プロ野球の国鉄、巨人で通算400勝を挙げた金田正一氏が死去したことが6日、分かった。同日午前4時38分、急性胆管炎による敗血症のため、都内の病院で亡くなった。86歳だった。巨人が発表した。
現役時代は巨人や長嶋茂雄(現巨人終身名誉監督)に闘志を燃やし、ロッテ監督時代は乱闘劇などでも話題に。カネやんと呼ばれ、豪快なキャラクターでも人気を集めたが、80歳を超えても野球への情熱は衰えず、年に数回、球場に足を運ぶ姿もみられた。
今年6月7日には巨人-ロッテの試合前に東京ドームを訪れ、原監督を激励。肩を組んでカメラマンにポーズを作った。
18年1月15日、原監督の野球殿堂入り通知式には、ゲストスピーカーとして登場。「長嶋でございます」とあいさつし、“カネやん節”で笑いを取った。「たっちゃんと私は長い付き合い。感無量です。大好きな後輩。何が素晴らしいって、人は変わってはいけない。誠心誠意というものをなくしてはいけない。先輩を大事にする。私のプロ野球の後輩でこれほどの人はいない、ということを強く申し上げます」と語り、原監督とがっちり握手をかわした。