王者・西武が3連敗 辻監督「やるしかない」 最大8・5差逆転Vの再現目指す
「パCSファイナルS・第3戦、西武0-7ソフトバンク」(11日、メットライフドーム)
パ・リーグ覇者の西武が3連敗で土俵際に追い込まれた。
ソフトバンクのエース千賀に対し、7番に左翼・栗山、8番にDH・メヒアを起用し打撃優先のオーダーを組んだ。しかし、初回に秋山の右前打、八回に源田の一塁内野安打のみで8回2安打に封じ込まれた。九回も高橋純から山川が四球を選んだものの無安打無得点。2投手のリレーの前に完封負けを喫した。
投手陣も先発・十亀が4回5失点。シーズン中から課題だった投手陣は3試合で23失点と振るわず3連敗となった。
覇者としてのアドバンテージはあるものの1勝3敗でもう負けが許されない。シーズンでは最大8・5ゲーム差をひっくり返して連覇を達成した。辻発彦監督は「徳俵いっぱい、いっぱい。もう後がない。やるしかない。一つ勝てば流れも変わる。まだまだあきらめません」と前を向いた。12日は台風19号の影響で1日休みとなる。悪い流れを断ち切り、王者の意地を見せられるか。