「紀州の剛腕」は野球を断念し就職を表明 和歌山東・落合が指名漏れ
「プロ野球ドラフト会議」(17日、グランドプリンスホテル新高輪)
和歌山東の148キロ右腕・落合秀市投手は指名漏れとなった。今後は野球の道を断念して就職する意向。本人に代わって和歌山市の同校で報道陣に対応した米原寿秀監督は「野球を辞めて就職します」と説明した。
甲子園出場こそなかったが、今夏の和歌山大会では日米13球団のスカウトが視察に訪れるなど、素材の高さを評価されていた。落合は大学進学や社会人、独立リーグなどでプレーする意思もないという。
「紀州の剛腕」として注目されていた本格派右腕。米原監督によると落合は、当初から支配下指名にこだわり育成で指名されていたとしても野球を辞める考えだったという。
一方、同校出身の東北福祉大・津森宥紀投手がソフトバンクから3位指名された。
津森について米原監督は「高校の時から上(プロ)でやりたいと。東北福祉大さんからいい評価を受け(投球術に)磨きをかけた。いい球団に指名していただけた」と感慨深げ。津森は同校出身の初のプロ選手となる。