楽天・今江 涙の引退会見「まだまだやりたい気持ちもあったが…」右目不調も影響

 今季限りでの現役引退を表明していた楽天・今江年晶内野手(36)が18日、楽天生命パーク宮城で引退会見を行った。

 冒頭では「18年間の現役生活にピリオドを打ち、引退することになりました。今までお世話になった方々、応援してくれたファンには言葉で言い表せないぐらい感謝しています。本当にありがとうございました」とあいさつした。

 今季は春季キャンプ直前に右眼球中心性漿(しょう)液性脈絡網膜症を発症。5月に1軍昇格も、再び右目の不調を訴えて7月に2軍降格となった。来季の戦力構想から外れ「まだまだやりたい気持ちもあったが、来年1年間、違うチームでやっていけるとかという不安もあった」と現役引退を決意した。

 現在の心境については「まだ実感はわいていないが、今まで突っ走ってきた自分がいるので、何となく肩の荷が下りた感じはする」とした今江。家族のことに話が及ぶと、涙をこらえきれず「お疲れさまと言ってもらった」と話した。

 現役時代の思い出としては、2度の日本シリーズ出場でMVPを獲得したことを挙げ、特に05年の阪神との日本シリーズでは8打席連続安打をマークし「唯一誇れるのは、その記録を立てられたこと」と振り返った。

 球団からはコーチ就任のオファーを受けており、前向きに検討中。会見後は、球場外で待っていたファンに「みなさんのおかげで頑張ることができた。第二の人生も、一から頑張っていきます」とあいさつ。ファンの拍手に送られ、18年間の現役生活の幕を閉じた。

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