ソフトバンク5位指名 慶大・柳町が御礼弾 バックスクリーンへ一発
「東京六大学野球、慶大4-1明大」(19日、神宮球場)
ソフトバンクから5位指名を受けた慶大・柳町達内野手(4年・慶応)が“御礼弾”でチームの開幕7連勝に貢献した。
「3番・中堅」で先発出場し、初回1死二塁の場面で「とにかく初球からどんどん振っていこう」とシンカー気味の変化球を強振。DeNAから3位指名を受けた明大・伊勢からバックスクリーンへ先制2点本塁打を突き刺した。
1点差に迫られた五回には先頭で中堅への安打で出塁してチャンスメーク。続く中日から4位指名を受けた郡司の右越え二塁打で三塁へ進んだ後、「本当に反応で行っちゃった」と相手投手の暴投から好判断でホームに生還した。
六大学現役通算最多の安打数を109まで伸ばすなど安打製造機のイメージも強いが、「甘く入ってきたら長打もあるんだぞというところを見せられたら」と4月29日以来の一発でパンチ力も披露した。この日の夕方からはソフトバンクの日本シリーズが開幕。「もちろん気にして見ます」と博多への思いも忘れなかった。