3連覇王手もソフトバンク・工藤監督は表情崩さず「今日勝ったことは忘れて」

3連勝し、バンデンハークを迎える工藤監督
3枚

 「日本シリーズ・第3戦、巨人2-6ソフトバンク」(22日、東京ドーム)

 ソフトバンクが初戦から3連勝とし、3年連続日本一に王手をかけた。過去の日本シリーズで初戦から3連勝したチームは、過去16例のうち14回、日本一に輝いている。それでも工藤監督は球場内での勝利監督インタビューに「今日勝ったことは忘れて、明日の一戦にすべてをかけていきたい」と表情を崩さず語った。

 パ・リーグのCSファーストステージ第2戦から9連勝で、頂点に王手をかけた。監督は「レギュラーシーズンを勝てなかったという選手たちの悔しい思いが、一試合一試合、とにかくその日、全力を尽くそうという思いでやってきたのが勝ちにつながっていると思うので、積み重ねにしか過ぎないというふうに思っています」と振り返った。この日も、巨人・亀井に2打席連続弾を許したものの、四回に相手の失策を誘うバントに代打・長谷川勇の犠飛、柳田の押し出し四球に、デスパイネの2点打と、そつのない攻撃で勝負を決めた。

 3連勝には「ここまできたかなというところは確かにあります」と応じつつ、「ただ、われわれは常に一戦一戦全力で戦う中で勝利を勝ち取っていくということをずっとやってきましたので、明日も今日勝ったことは忘れて明日の一戦にすべてをかけていきたい」と油断は見せなかった。 過去、日本シリーズでの初戦から3戦3勝は16度あり、そのチームが日本一になったのは14度。確率にすると87・5%となる。ソフトバンクに限ると、初戦から3戦3勝は1959(南海ホークス時代)、2017年の2度でいずれも日本一に輝いた。

 一方、初戦から3戦3敗で日本一になったのは58年の西鉄、そして89年の巨人。2例しかない「3連敗から4連勝」のうちの1度を達成している。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス