関大4季ぶり37度目V 最速149キロ左腕・森が投打で完全Vに貢献
「関西学生野球、関大2-1近大」(22日、わかさスタジアム京都)
3回戦1試合が行われ全日程が終了。関大が近大を下して勝ち点を「5」とし、17年秋以来となる4季ぶり37度目の優勝を果たした。1点差での勝利となった中、先発の森翔平投手(4年・鳥取商)が8回4安打無失点の投球に加え、三回に先制の適時打も放ち完全優勝に貢献した。関大は「第50回明治神宮野球大会」の出場を目指し、26日から始まる「第17回大阪市長杯争奪 関西地区大学野球選手権大会」に、関西学生野球連盟の代表として出場する。
投打で躍動して優勝の立役者となった最速149キロ左腕の森は「メンバー外の4回生もサポートしてくれたので」と、笑顔で仲間への感謝の思いを口にした。
全体練習が休日だった20日、わざわざメンバー外の4回生もグラウンドに集まり、試合に向けた選手の練習の手伝いを行ったという。三回1死二塁からの先制打とゼロを並べ続けた好投は、仲間の期待に応えるものだった。
この日のスタメンのうち、4回生は3人で3回生は1人。早瀬万豊監督は「4回生が中心になって(下級生を)サポートしてくれた。まとまりも秋になってよくなってきました」と話す。
試合は1、2回生中心で臨んでも、チームを支えたのはメンバー外の選手も含めた約40人の4回生の結束。さらにムードを高め、次は神宮大会出場を目指す。